JIZAI ART

JIZAI ARTについて

20年前、ヨーロッパのジュエリーの真似ではなく、日本らしいジュエリー。
その問いを自分に向けた時、私がジュエリーの世界に入った時の原点に立ち返り「生物の進化による可動機能美のジュエリーへの応用」を形にすることはできないか?と考え、可動するジュエリーの制作をスタート。

その後に自在置物を知りましたが、実際に自在昆虫置物を見たのはS-COLLECTIONトンボ、カマキリ、チョウの制作後です。
なので、伝統の自在置物とは別次元のものです。
参考にしているのは、神の設計図のみだからです。
過去の自在置物を見て、まだ完成されていない分野と考え、制作を進めてこの感動を次の世代に残そうと現在に至ります。

生き残ってきた生物の機能から生まれる造詣は、観察すればするほど奥が深く、感動の連続です。
また、可動する構造が金属に生命を与えるようにさえ思えます。それらを固い金属で完全に形にすることは出来ませんが、少しでも神の設計図に近づくことは可能といえるでしょう。

今までは、20年間ジュエリーとして自在置物ジュエリーを作ってきましたが、過去の地金のみで制作するものと違って、多くの難題をを乗り越えないといけませんでした。
宝石の厚みや干渉、ポージング可変固定のギミックなど。

それらの経験を生かして、いよいよ究極の作品の制作を開始しました。
神の設計図 自在12黄金蟲。
今まで30年間で集めた、膨大な工具と知識、失敗を含めた経験を使って、CADの時代に逆行する先陣と同じ手仕事の土俵で100年先の感動を残したいと思います。

吉岡 武珍